第3回東海障害者歯科臨床研究会開催のお礼 |
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第3回大会長 福田理 愛知学院歯学部小児歯科学講座教授 |
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謹啓 盛夏の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこことお慶び申し上げます。 去る7月11日、名古屋市において開催いたしました第3回東海障害者歯科臨床研究会 総会・学術大会におきましては格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 お陰様をもちまして参加者も140名を超え、無事に終了することができました。これ もひとえに皆様方のご支援とご協力の賜物と心より感謝いたしております。学会の開 催にあたりましては不行き届きの点もあったかと存じますが、何卒ご容赦くださいま すようお願い申し上げます。また、今後ともなお一層のご指導のほどよろしくお願い 申し上げます。 末筆ではございますが、皆様のますますのご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。 謹白 |
参加人数
歯科医師 | 歯科衛生士 | 看護師 | 合計 | |
人数 | 85名 | 67名 | 1名 | 153名 |
プログラム
12:00〜 幹事会 | |
13:00〜 総会・学術大会 | |
研究会会長挨拶:玄景華先生 | |
開会の挨拶:福田理先生 |
特別講演T (13:00〜14:00)
座長:福田 理(愛知学院大学歯学部小児歯科学講座教授) |
高機能自閉症の子どもたち
〜歯科受診における理解とアプローチ〜
豊田市福祉事業団豊田市こども発達センターのぞみ診療所副所長
若子 理恵
特別講演U (14:00〜15:00)
座長:溝口 理知子(豊田市こども発達センターのぞみ診療所) |
明日から活かす歯科診療補助の基本とTips(ちょっとしたコツ)
東京都立心身障害者口腔保健センター 歯科衛生士主査
石井 里加子
一般口演
15:10〜15:30 |
座長:小坂 晴香先生 |
1.よりよい診療を目指して ○尾関弘子,関戸優子,小林万里子,吉川志保,安藤正憲,長谷川良弘 一宮市口腔衛生センター |
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2.愛知歯科医療センターにおける歯科衛生士の役割 ○野口 智子,山田理江子,西村美ナ美,長谷川純代,林 育子,中島勢津子,糸山 暁,本多豊彦,小川直孝 (社)愛知県歯科医師会 愛知歯科医療センター |
15:30〜15:50 |
座長:鈴木 俊行先生 |
3.中途障害者患者の悪性腫瘍を疑わせた下口唇部咬傷の1例 ○佐藤 公彦1,2), 星野 周二2),青柳 明夫2),榊原 裕子2)玄 景華3), 安田 順一3) 1) 医療法人桃源堂 後藤病院 歯科、2) 社団法人 豊川歯科医師会 3) 朝日大学歯学部口腔病態医療学講座障害者歯科学 分野 |
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4.自閉症者の歯科診療におけるストレス評価の試み ―唾液アミラーゼ活性値の変化から― ○加藤 篤,宮内万緒,鴨狩たまき,戸田文世,松井かおる,石黒 光 愛知県心身障害者コロニー 中央病院歯科 |
15:50〜16:10 |
座長:栗木 みゆき先生 |
5.専門的口腔ケア対応人材育成研修の臨地実習の有用性について ―呼吸リスクのある重症児の口腔ケア症例について― ○榊原裕子1),松井かおる2),石黒 光2) 1)愛知県歯科衛生士会(豊川歯科医療センター) 2)愛知県心身障害者コロニー 中央病院歯科 |
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6.専門的口腔ケア対応人材育成研修事業の現状と今後 ○長縄弥生,柴田享子,松井かおる,遠藤美和子,渡邊理沙,森下志穂,神田明美,森 真弓,後藤美鈴, 伊藤裕美子,水草あゆみ,溝口理知子 愛知県歯科衛生士会 |
16:10〜16:30 |
座長:羽田 篤先生 |
7.東日本大震災緊急歯科診療報告 ―歯〜とぴあU号の派遣について― ○小川直孝,藤田尚臣,芥川裕規,小島広臣,富田喜美雄,朝比奈義明, 冨田健嗣,中井雅人,糸山 暁,吉田 健,本多豊彦 社団法人 愛知県歯科医師会 地域保健部U |
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8.当会における障害者歯科医療事業について ○糸山 暁,本多豊彦,芥川裕規,朝比奈義明,小島広臣,富田喜美雄, 冨田健嗣,中井雅人,南 全,藤田尚臣,吉田 健,小川直孝 社団法人 愛知県歯科医師会 地域保健部U |
愛知県歯科衛生士会(豊川歯科医療センター) 榊原裕子 今回の東海障害者歯科臨床研究会は、140名を超える参加者とのことで、年々参加者が増えていくことに、皆さんの関心の深さを感じました。 特別講演1では、高機能自閉症について大変わかりやすい説明で、よく理解できました。ただ高機能の子供は一般歯科に行くことも多いため一般歯科のスタッフも理解し支援できるように勉強する必要があることも痛感しました。 特別講演2では衛生士としての視線でのサポートのコツで、ためになりました。特に石井先生の失敗談は興味深かったです。失敗をそのままにせず次に活かしていく、そういったとこから得られることは、勉強になりました。 一般口演では、歯科医師、衛生士とそれぞれの立場からいろいろな演題がだされよかったと思います。特に口演1,2,では境遇の似た口腔センター、医療センターの衛生士の役割ということだったので共感できるところや、参考になるところがありました。こうした身近な演題がきけるのも、地方会の利点だと思います。 また、私自身も口演3,5は、共同演者、演者をさせて頂きました。演者としての立場からは、7分という短い時間で、口演内容がしっかり皆さんに伝えることができたか不安です。 今回の研究会は、密度の濃い勉強ができ、さらに口演という貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。 今後も東海障害者歯科臨床研究会がますます発展していくことを願っています。 |
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